カンバーランド長老キリスト教会

めぐみ教会

東京都東大和市にあるプロテスタント長老派のキリスト教会です

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  • 降誕節第7主日 マルコによる福音書4章10−12節、21−34節

    「あなたの灯を高く掲げよ」

     ガリラヤ湖畔でのイエスの話が終わると多くの人々は帰った。だがここからが大切だった。弟子たちと共にそこに残った人がイエスに「あなたはどうしてたとえでお話になるのですか?」と質問した。それは授業が終わった後、質問するため先生を囲んでいるような状況といえる。そのしっかり話を聞こうとする者たち、すなわち「聞く耳のある者」に向かってイエスは神の国(神のご支配)の奥義を語っていく。

    1 神の国は到来している。

    (1)灯を高く掲げよ

     灯が台の上に置かれて隠されないように、神の国は隠れることはなく、必ず現れる。神の国は必ず見えて来る。だから信頼して待つように、とイエスは語られた。

    (2)神の国は聞く人次第

    「何を聞いているかに注意しなさい」、そして「自分の量る秤で量られる」と語り、聞く人の姿勢について語られた。確かにイエスの周りには話を聞いただけで帰った人、またイエスの周りに居残った人がいた。神の国を理解するには耳を傾ける姿勢が大切であり、時間をかけて聞く姿勢が問われるようだ。

    イエスは「灯を高く掲げよ」、「神の国を隠さず語り続けよ」、そして「注意深く聞きなさい」と周りに集まる人に言われたが、イエスの語る「神の国」は人の目からするとあまりに現実からかけ離れていた。イエスの周りに集まる人々は強大なローマ帝国に支配され、重税に苦しんでいた。人々はそれを打ち破る救い主と自由を求めていた。確かにイエスの話は力強い。しかしイエスはローマを打ち破る軍隊を持つわけではない。果たしてこのイエスに期待していいのか、と人々は考えた。そんな目で集まる人々、群衆が帰っても居残る人々に神の国の将来について語るのだった。

    2 神の国は必ず目に見えるようになる

    (1)種が成長するように神の国は人の気づかないところで成長する(27節)

    生命は神秘に包まれている。人には分からないところで植物が成長するように、神の国は着実に完成を目指している、とイエスは語られた。

    (2)からし種のように神の国は大きく成長する(32節)

     からし種は直径が0.5mmほどだが、育つと鳥が巣をつくるようになる。そのように神の国は必ず大きくなる、とイエスは神の国は必ずひろがる、と語られた。

    3 灯を高く掲げて  私は今日の聖書の話を準備する中で、主イエスの言葉を信じて神の国の福音という灯を高く掲げて生きていこう、と改めて決心する出会いが与えられた。ある方から50代のクリスチャン女性を紹介された。そのひとは20代の頃の私の話をしてくれた。彼女が小学生の頃、私は教会学校で無我夢中で聖書の話をしていたようだ。話を聞いて嬉しかったのは、彼女の心に蒔かれた福音の種が大きく育ったことを知らされたからだ。彼女は主イエスを信じ、洗礼を受けキリスト者保育士になったことを話してくれた。話を聞きながら、福音の種が育つ素晴らしさを教えられた。神のお働きは着実に私たちの周りで成長していることを聞き、神の国の福音という灯を高く掲げていこう、と強く思った。時は満ちている。悔い改めて福音を信じて生きていこう。

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