私の友人で「神の家族」という言葉が大嫌いな人がいます。「『神の家族』とかいうくせに、教会の人に助けを求めても全然助けてくれなかった。『神の親戚』なら現状に近いし、諦めもつくのに。」というのです。彼女のいうことに一定の理解[…続きを読む]
2025年5月25日「神の親戚」エフェソの信徒への手紙2章11~22節

カンバーランド長老キリスト教会
東京都東大和市にあるプロテスタント長老派のキリスト教会です
私の友人で「神の家族」という言葉が大嫌いな人がいます。「『神の家族』とかいうくせに、教会の人に助けを求めても全然助けてくれなかった。『神の親戚』なら現状に近いし、諦めもつくのに。」というのです。彼女のいうことに一定の理解[…続きを読む]
エフェソ書の1章では神様の先行した恵みと愛が強調されてきましたが、2章に入ると、「過ち」「罪」「死」「不従順」「肉の欲」「神の怒り」といった、不穏な言葉が目立つようになってきます。これまで優しく温かく穏やかな眼差しを私た[…続きを読む]
今日お読みした聖書では、手紙の書き手であるパウロが感謝の祈りを献げるところから始まります。私は祈りと聞くといつも思い出すことがあるのですが、それはある壮年クリスチャンの方が、「祈りは他力本願みたいで苦手だ」と言っておられ[…続きを読む]
エフェソ書1章1~14節…私はこの箇所を読むと、昔ながらの童歌「はないちもんめ」を思い出させられます。子どもの頃、私はあの遊びが好きではありませんでした。選ばれたり選ばれなかったりという遊びが、なんとも寂しく思えたからで[…続きを読む]
今日お読みした聖書には、さらりと不思議なことが書かれています。普通、私達は何かを信じるとき、「見る→理解する→信じる」というプロセスを経るように思いますが、復活の朝にイエスの墓にやってきたヨハネは「見る→信じる→理解して[…続きを読む]
今日は十戒の最後、出エジプト記20章17節を見ていきます。「隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、奴隷、牛、ろばなど、隣人のものを一切欲してはならない。」私にはこの戒めを読むたびに思い出すエピソードがあります。10年ほ[…続きを読む]
小さなころ、ささやかな嘘をつくたびに、姉から、「あんた、嘘は泥棒のはじまりなんだからね?」と怒られたものです。姉の怒り方があまりにも恐ろしかったので、私は嘘をつくのが苦手になりました。ですから、今の私は「隣人について偽り[…続きを読む]
この第八戒「盗んではならない。」と第十戒の「隣人の家を欲してはならない。」は一見同じようなことを言っているように見えます。通常盗みをする人は、「何かが欲しい。でも自分の力では手に入らない。」というとき盗みをするためです[…続きを読む]
私が思春期真っ盛りのころ、ちょっとやんちゃな男子が、中高生会でこんな質問をしたことがありました。「最近彼女ができました。どこまでならOKですか?」ぎょっとしました。彼は当然、「クリスチャンは性的なことはどこまでならOKで[…続きを読む]
「殺してはならない。」句読点を入れてたった9文字のシンプルすぎる戒めが本日与えられています。シンプルすぎるものって実は却って複雑です。今回説教を準備していて、私の中にも、「『殺してはならない。』って、その対象は?」とか[…続きを読む]