鎌倉時代に書かれた『歎異抄』には、親鸞が説いたとされる「悪人正機説」があります。「善人なほもて往生をとぐ。いわんや悪人をや。」…自分の力で悪から離れられない人こそ救われる、という考え方で、当時の仏教界に衝撃を与えました。[…続きを読む]
2025年8月10日「親鸞と握手」ホセア書6章1~6節、マタイによる福音書9章9~13節
カンバーランド長老キリスト教会
東京都東大和市にあるプロテスタント長老派のキリスト教会です
鎌倉時代に書かれた『歎異抄』には、親鸞が説いたとされる「悪人正機説」があります。「善人なほもて往生をとぐ。いわんや悪人をや。」…自分の力で悪から離れられない人こそ救われる、という考え方で、当時の仏教界に衝撃を与えました。[…続きを読む]
この物語の主役は百人隊長です。この節はメシアと異邦人の関わり合い方を示す大切な役割をしています。彼はローマの士官であり、百人を統率する隊長と呼ばれる異邦人でした。類似聖書箇所には、マタイによる福音書8章5〜13節とルカに[…続きを読む]
昨年4月、日本中会70周年を祝う「カンバーランド・セレブレーション」が、コロナ禍での延期を経て、ようやく開催されました。そして皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか……牧師たちが熱演した「カンバーランド長老教会 誕生物語」[…続きを読む]
本日お読みした詩編23編は、神への全面的な信頼を表す、まさに「クリスチャンらしい」詩編です。けれども、私はこの詩編を読むとき、少し気後れしてしまいます。大切な人を失ったとき、願いが叶わなかったとき、納得できない現実が続く[…続きを読む]
今日の新約聖書の朗読箇所はヨハネ福音書から二か所を選びました。最初の箇所には、一人の心渇いた女性と主イエスの出会いの物語が記され、もう一か所には、十字架上で死んでいかれる主イエスが最後に発した言葉が「渇く」という言葉だっ[…続きを読む]
今日の聖書を読みながら、私は文鳥と暮らす作家の本に書かれていた、「トヤ」の話を思い出しました。「トヤ(換毛期)」には鳥が羽を失い不安定になりますが、古い羽を手放さないと新しい羽は生えてこないそうです。この「換毛」は、古い[…続きを読む]
本日からエフェソ書4章に入ります。今回の箇所でまず印象に残ったのは、「一」という言葉がとても多く出てくることです。「霊による一致」にはじまり、「体は一つ」「霊は一つ」「一つの希望」「主は一人」「信仰は一つ」「洗礼は一つ」[…続きを読む]
エフェソ書3章前半では、パウロが自らを「キリスト・イエスの囚人」と称しています。そして、今日の箇所では、「囚人パウロ」が祈っている姿が描かれています。彼はこの手紙の中で、四つの次元にわたる祈りを献げています。彼の祈りとは[…続きを読む]
本日はペンテコステ礼拝です。ペンテコステとは、ユダヤの三大祭りである五旬祭の日に、初代教会の人々に聖霊が降った出来事を記念する日です。使徒言行録2章はこの出来事を、「突然、激しい風が吹いてくるような音が天から起こった」と[…続きを読む]
エフェソの信徒への手紙3章は「このようなわけで、私パウロは、あなたがた異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となっています。」という言葉から始まります。意味深な言い回しです。「囚人」という言葉自体、一般的にあまり良い印象の[…続きを読む]